筋膜リリースとは
筋膜リリースとは、全身にくまなく広がる「筋膜」という組織に働きかけ、筋肉のこわばりやハリを解きほぐすことで動きが鈍くなった筋膜を解放し、正常な状態方法です。
そもそも筋膜ってなに?
筋膜とは、筋肉を包み込んでいる膜のことを指し、第二の骨格とも呼ばれています。筋肉表面についている組織で、筋膜は身体中につながっています。
痛みなどを感じ取る感覚のセンサー(受容体)の役割があるため、腰痛や肩こりなどは筋肉が原因ではなく、筋膜が原因で痛みやコリを引き起こしていることがほとんどです。
関節の動きにも関わり、日常生活や運動にも影響を及ぼしたり、お腹の筋膜は内臓にもつながっているため、内臓にも影響を及ぼします。
このように筋膜は全身につながっている組織なので、どこかで問題が起こると他の場所にも影響を及ぼしてしまいます。
筋膜の動きが悪くなるとどうなるの?
筋膜は筋肉の表面についているので、筋力にも影響します。
筋膜の動きが硬くなると筋肉にも異常が生じてしまい、筋肉のハリや痛みなども生じやすくなります。
筋肉が上手く動かなくなると、関節の動きも悪くなってしまいます。
関節の動きが悪くなると関節周囲で問題が生じ、痛みも出てしまいます。
筋膜の動きが悪くなる原因
- 怪我をしたことがある(捻挫・骨折・ヒビ・肉離れなど)
- 仕事や趣味などで同じ姿勢や同じ動きを繰り返すことが多い
- 姿勢が悪い
- 特定のスポーツを続けている、またはやっていた
- 手術をしたことがある
- 便秘、生理痛など、内科的不調が続いている、または昔あった
このような項目に当てはまる方は筋膜に問題が起こっている可能性が高いです。
筋膜リリースをすることでこのような効果が期待できます
- 動作の制限やコリ・痛みの緩和
筋肉の緊張が和らぎ、柔軟性を取り戻すことで、身体の可動域が広がります。
腕が上がらない・後ろに回らないといった動作の制限や、コリ・痛みの緩和が期待できます。
- 血液・リンパの流れの促進
凝り固まった筋膜をゆっくり引き剥がすことで、滞っていた血行を促進する効果が期待できます。
血流とリンパの流れが促進されることで、老廃物腕が排出されたり、身体の引き締めや健康改善につながります。
- 姿勢改善・パフォーマンスの向上
筋膜の緊張や癒着を緩めることで、組織の柔軟性と弾力性を向上させる効果が期待されます。
これにより、身体の動きがスムーズになり、姿勢改善やパフォーマンスの向上につながります。